第108中央軍病院、AI搭載の高圧電位治療機器を初導入

患者の治療効果を高め、リハビリテーションを支援するため、ベトナムの第108中央軍病院は、日本製の人工知能(AI)搭載型・次世代高圧電位治療機器を初めて導入しました。同病院では、フジ・ベトナムから寄贈された機器の受領式を行い、正式に運用を開始しました。

第108中央軍病院でフジ・ベトナムからAI搭載高圧電位医療機器を受領する式典
第108中央軍病院でフジ・ベトナムからAI搭載高圧電位医療機器を受領する式典

この機器は、日本のフジ医療器が製造し、日本とベトナムの双方で医療機器として認証されています。最大14,000Vpの高圧電界と低周波を組み合わせた多機能型で、250種類を超える治療プログラムを備えています。さらに、ガンマ波や高密度のマイナスイオンを活用し、最大4人を同時に治療できます。

最大の特徴はAIの搭載です。患者一人ひとりの実際の身体状態を詳細に分析し、その結果に基づいて治療内容を自動的に最適化、個別化します。従来は難しかった患者別のきめ細かな治療計画を実現できるとして、同病院のリハビリテーション科がスマート医療を推進する上で重要な前進と位置付けられています。

リハビリテーション科主任のグエン・ティ・フオン・チー中佐(博士・医師)は、同機器によって高圧電位治療がさらに進歩することに期待を示しました。社会事業部長のグエン・トゥアン・クアン大佐も、今回の協力には大きな人道的意義があり、特に経済的に困難な患者が先進的な医療技術を利用する機会の拡大につながると評価しました。

第108中央軍病院では、高齢者に多い頭痛、肩こり、不眠、慢性便秘などの症状に対する補助治療に活用します。これらは、日本の保健行政当局が1963年から認めている治療適応です。

フジ・ベトナムのレ・ドゥック・フー取締役会会長は、新たな医療機器をまず主要病院に優先的に提供し、その後、ベトナム全国の診療所や地域向け体験センターへ展開する方針を示しました。