ベトナムの1~8月工業生産、伸び率は数年来で最高

8月の工業生産は引き続き堅調な成長を維持しています。8月の鉱工業生産指数(IIP)は前月比1.5%増、前年同月比14.4%増となる見込みです。1~8月累計のIIPは前年同期比11.9%増となり、過去数年間の1~8月として最も高い伸び率を記録しました。

加工・製造業は年初から引き続き工業成長の原動力となっています
加工・製造業は年初から引き続き工業成長の原動力となっています

ベトナム財政省統計局がこのほど公表した報告によると、年初からの工業成長の原動力は、引き続き加工・製造業に集中しています。1~8月の同業種のIIPは12.5%増加し、2025年同期の10%増を上回り、工業全体の伸びに9.6ポイント寄与しました。

このほか、鉱業は8.1%増となり、前年同期の2.1%減からプラスに転じ、全体の伸びに1.3ポイント寄与しました。電力生産・供給業は10.1%増となり、2025年同期の5%増を上回り、0.9ポイント寄与しました。水供給、廃棄物・排水の管理・処理業は9.4%増となり、前年同期の8.8%増を上回り、全体の伸びに0.1ポイント寄与しました。

同時に、主要な中分類産業のうち、1~8月のIIPが前年同期と比べて増加した業種は、金属製造が22.4%増、飲料製造が16.4%増、自動車製造が15.9%増、電気機器製造が14.6%増、電子製品・コンピューター・光学製品製造が13.9%増、ベッド・たんす・机・いす製造が12.7%増、その他の非金属鉱物製品製造が12.6%増、ゴム・プラスチック製品製造が12.3%増となりました。木材加工および木・竹製品製造(ベッド・たんす・机・いすを除く)は12.2%増、化学品・化学製品製造と原油・天然ガス採掘はいずれも11.9%増、食品加工・製造は11.6%増となりました。

一方、皮革・関連製品製造のIIPは3.6%増と低い伸びにとどまり、石炭・褐炭採掘は1.8%減少しました。

多くの主要製造業が2桁成長

8月単月では、加工・製造業が前年同月比14.6%増、電力生産・供給業が11.8%増、水供給、廃棄物・排水の管理・処理業が9.5%増、鉱業が18.5%増となりました。

特に、1~8月には多くの主要製造業が2桁の伸びを記録しました。金属製造が22.4%増と最も大きく伸び、次いで飲料製造が16.4%増、自動車製造が15.9%増、電気機器製造が14.6%増となりました。電子製品・コンピューター・光学製品製造は13.9%増、ベッド・たんす・机・いす製造は12.7%増、その他の非金属鉱物製品製造は12.6%増、ゴム・プラスチック製品製造は12.3%増となりました。

その他の一部分野も比較的高い伸びを維持し、木材加工および木・竹製品製造は12.2%増、化学品・化学製品製造は11.9%増、原油・天然ガス採掘は11.9%増、食品加工は11.6%増となりました。

2026年1~8月のIIPは、前年同期と比べて34の全地方で増加しました。主要工業製品のうち前年同期比で増加したものは、オートバイが27.9%増、ノートパソコンが25.7%増、自動車が24.0%増、圧延鋼材が23.4%増、水産加工品が21.4%増、砂糖が18.5%増、棒鋼・形鋼が15.2%増、ビールが14.4%増、化学塗料が12.2%増となりました。一方、前年同期比で減少した製品は、NPK複合肥料が8.6%減、グルタミン酸ナトリウムが8.1%減、革靴・革製サンダルが4.2%減、液化石油ガス(LPG)が3.2%減となりました。

8月1日時点で、工業企業に勤務する労働者数は前月同時点比1.0%増、前年同時点比3.8%増となりました。業種別では、鉱業企業の労働者数は前月同時点比0.1%減、前年同時点比0.7%減となりました。加工・製造業はそれぞれ1.0%増、4.0%増となりました。電力、ガス、温水、蒸気、空調の生産・供給業は前月同時点から横ばい、前年同時点比1.9%増となりました。水供給、廃棄物・排水の管理・処理業はそれぞれ0.1%増、5.0%増となりました。