海難事故の漁船QNa 90859 TS、漁民32人が地元へ帰還

海上で事故に遭った漁船QNa 90859 TSの漁民らが、家族や地元当局の喜びと感動に包まれる中、故郷へ戻りました。

病院で健康状態の経過観察を受けている漁民を見舞い、励ますダナン市人民委員会のグエン・マイン・フン委員長
病院で健康状態の経過観察を受けている漁民を見舞い、励ますダナン市人民委員会のグエン・マイン・フン委員長

9月3日夜、ヌイ・タイン村で、ダナン市人民委員会のグエン・マイン・フン委員長は、市の指導者や各局、部門、関係機関の代表とともに、海上で事故に遭い、捜索救難活動によって救助され、故郷と家族のもとへ戻った漁船QNa 90859 TSの漁民32人を出迎え、見舞い、励ましました。

ダナン市指導部を代表し、グエン・マイン・フン氏は帰還した漁民らをねぎらい、心身の健康を早期に回復し、困難を乗り越えるよう励ましました。同時に、今も家族が行方不明となっている世帯に寄り添う言葉を伝えました。

市人民委員会委員長は「本日、32人の皆さんが無事に帰ってきた姿を見ることができ、私たちは大変うれしく思います。しばらく休養し、心身の状態を整え、事故後の困難を早く乗り越えていただきたいです」と述べました。

地元へ戻った漁民らをねぎらい、励ますダナン市の指導者
地元へ戻った漁民らをねぎらい、励ますダナン市の指導者

ダナン市人民委員会委員長は、関係機関、各部門、地元当局に対し、今も家族が行方不明となっている世帯に最大限の配慮を続け、定期的に訪問して事情や心情、要望を把握し、困難に直面しているケースを速やかに支援するよう求めました。これは行政の責任であるだけでなく、日夜、海とともに人生を歩んできた人々に対する同胞としての思いやりでもあります。

グエン・マイン・フン氏は「今回の出来事を通じて、私たちは海で働く職業の過酷さと危険性を一層深く認識するとともに、漁民の意志と不屈の精神をより強く尊重するようになりました。一隻一隻の船が沖へ出る時、そこには各家庭の生計だけでなく、働く意志、海によって豊かになろうとする願い、故郷と祖国への愛も託されています。

漁民の皆さんは、日々海に出て漁場を守り、仕事を守り、海を守っている人々です。したがって、漁民の生活に配慮し、安心して沖へ出て海で操業できるよう支えることは、市が継続的かつ長期的に果たすべき責任です」と述べました。

市人民委員会委員長は、農業環境局、財政局、関係機関、ヌイ・タイン村当局に対し、被災した漁民と乗組員の家族を支援するため、各種制度や政策を早急かつ全面的に精査するよう求めました。

家族の帰りを今も待っている世帯に対し、ダナン市人民委員会の指導者は、希望を持ち続けるよう呼び掛けました。ダナン市人民委員会委員長は「市当局と関係機関は、この困難な日々において、引き続き家族の皆さんと歩みを共にします。海上で事故に遭った際、皆さんを孤立させることはありません。沖へ出る一人一人の漁民の背後には、家族と故郷の村、そして地域社会全体の支えがあります」と強調しました。

市の指導者は関係機関に対し、沖合で操業する漁船の安全確保について引き続き点検するとともに、気象予報や自然災害警報の情報提供、通信システム、救命設備、技術上の安全検査、海上事故への対応能力を強化するよう求めました。

9月3日朝、海軍第4管区第955旅団所属のチュオンサ18号がカムラン国際港に入港し、海難事故に遭ったダナン市の漁船QNa 90859 TSの漁民32人を無事に陸地へ搬送しました
9月3日朝、海軍第4管区第955旅団所属のチュオンサ18号がカムラン国際港に入港し、海難事故に遭ったダナン市の漁船QNa 90859 TSの漁民32人を無事に陸地へ搬送しました

この機会に、市人民委員会の指導者、市ベトナム祖国戦線委員会、市軍事司令部、国境警備隊、第2海上警察管区司令部、労働連盟、市農民会、各地方当局、企業は、船主、乗組員、今も行方不明となっている漁民の家族に見舞品を贈りました。

これに先立つ8月26日13時30分、ダナン市民間防衛指揮委員会事務局は、第4地域海上捜索救難調整センターから、漁船QNa 90859 TSとの連絡が途絶えたとの通報を受けました。同船は全長23.9メートル、出力1,682.8CVのイカ釣り漁船で、ダナン市ヌイ・タイン村タム・ザン集落在住のフイン・ヴァン・チー氏(47歳)が船長を務め、乗組員49人が乗船していました。

漁船QNa 90859 TSは7月29日、ダナン市ヌイ・タイン村のアン・ホア港を出港し、沖合で操業していました。航行監視装置による最後の位置情報は8月25日12時54分に更新され、北緯07度50分17秒、東経112度20分36秒でした。この地点は海上境界線からベトナム側海域へ約17.6海里、ダナン市ソン・チャ岬の南南東約540海里、カインホア省チュオンサ特区アン・バン島の西約35海里に位置していました。

情報を受けた直後、ダナン市人民委員会の指導者は、市民間防衛指揮委員会に対し、市国境警備隊司令部が地元当局や家族と連携して、連絡が途絶えた漁船の状況を追跡するよう指示しました。また、周辺海域で活動中の船舶に対し、連絡が途絶えた漁船の捜索に協力するよう呼び掛けました。

同時に、ザライ省国境警備隊司令部、第2地域および第4地域海上捜索救難調整センター、関係機関にも状況を通知し、連絡が途絶えた漁船に関する捜索支援と情報確認で連携するよう要請しました。

海軍第4管区司令部から漁船QNa 90859 TSの漁民32人を受け入れ、引き渡しを行うダナン市ヌイ・タイン村の指導者
海軍第4管区司令部から漁船QNa 90859 TSの漁民32人を受け入れ、引き渡しを行うダナン市ヌイ・タイン村の指導者

8月28日13時25分、現場で捜索救難活動に参加していた部隊は、漁船QNa 90859 TSの乗組員計32人を発見して救助しました。救助時、乗組員らの健康状態は非常に衰弱していました。

8月28日14時30分、第3海上警察管区司令部所属のKN 472号は、漁船BĐ 98960 TSとBĐ 98848 TSの2隻から、事故に遭った漁船QNa 90859 TSの乗組員32人を引き受けました。KN 472号は医療措置を行うため、漁民32人をチュオンサ諸島のチュオンサ・ロン島へ搬送しました。

現場では、関係機関の船舶と漁船が、残る乗組員の捜索を引き続き行いました。

9月3日朝、海軍第4管区第955旅団所属のチュオンサ18号がカムラン国際港に入港し、海上で事故に遭ったダナン市の漁船QNa 90859 TSの漁民32人を無事に陸地へ搬送しました。9月3日夜、漁船QNa 90859 TSの漁民らは故郷へ戻り、家族と再会しました。