ラオスで約5億ドルの岩塩採掘・加工事業を再始動

在ラオス・ベトナム商務事務所によると、ベトナム化学グループ(Vinachem)は10月12日、パートナー企業とともにラオスのカムアン県ノンボック郡で岩塩の採掘・加工事業の再始動式典を開きました。両国の戦略的な経済協力における新たな前進であり、ベトナムとラオスの二国間協力をさらに深める決意を示す催しです。

事業の再始動式典で、グェン・ミン・タム駐ラオス・ベトナム大使と出席者が起工の儀式を行いました。

式典の冒頭、グェン・ミン・タム駐ラオス・ベトナム大使は、事業の再始動が転換点となる重要性を強調しました。大使によると、これは戦略的な経済協力の合意を実行に移そうとする関係者の強い決意を具体的に示し、潜在力を実際の成果へと変える取り組みです。

大使はまた、経済、貿易、投資の協力という柱が、ベトナムとラオスの伝統的な友好関係を支える強固な物的基盤だと述べました。事業が計画どおりに進み、法令を厳格に守り、ラオスに高い経済・社会的効果をもたらすよう、両国の関係機関による緊密な連携と迅速な支援が続くことに期待を示しました。在ラオス・ベトナム大使館は、信頼できる橋渡し役として、ラオスで投資・事業を行うベトナム企業に引き続き寄り添い、支援します。

式典でラオス商工省のフータヴァン・ナンタヴォン副大臣は、地元経済の発展に対する事業の意義を高く評価しました。再始動によって鉱物資源の価値を最大限に生かし、高度な加工を推進して、ラオス国内産業の発展に確かな土台を築くと強調しました。特に、カリウム資源の効率的な採掘と利用は、国内の肥料製造業を支えるうえで不可欠です。一方、事業主体には現地法令の厳守、資源管理と生態環境の保護、操業全体を通じた労働安全の確保を求めました。

カムアン県政府委員会のソムサート・ウンシダー委員長は、事業が県の産業を発展させる重要な原動力となり、数百人に安定した雇用を生み、周辺住民の生活の質を高めることに期待を寄せました。県政府は、事業が予定どおり円滑に進むよう、地元の関係機関に対して引き続き緊密な協力と最大限の支援を指示すると約束しました。

再始動式典に出席した関係者たちです。

ラオス・カムアン県の岩塩採掘・加工事業の予定投資額は約4億9,200万米ドルです。設計上の生産能力は塩化カリウムが年間500,000トンで、600人を超える高度技能労働者の雇用を生みます。準備と法的手続きの整備を進め、両国の監督機関と連携してきたVinachemとパートナーは、次の建設段階に進むための最終条件の整備に全力を挙げています。同グループは2028年12月までに工場建設をすべて完了する計画です。

本格稼働後は、ラオスの貴重なカリウム資源を有効活用し、国家予算への貢献や質の高い人材の育成につなげるだけでなく、ベトナムが肥料生産に必要な重要原料の一部を安定的に確保できるようになります。両国経済の相互補完性を強め、ベトナム・ラオス間の戦略的な産業連携を深める効果も期待されます。さらにVinachemとパートナーは、長期的には事業を大規模な産業複合体として発展させ、高度加工による資源の付加価値向上と、中部・国境地域の経済を力強く押し上げることを検討しています。