距離で測られる旅もあれば、笑顔や輝くまなざし、そして未だ多くの不自由を抱える子供たちの中に灯る希望によって測られる旅もあります。![]()
これは、慈善活動団体のメンバーであるヴォー・ミン・トゥーさんが、困難な状況にある学校分校を巡る「あなたに届ける幸福(Hạnh phúc trao em)」プロジェクトを終えた後に語った率直な感想です。本プログラムは、ROXグループ(Tập đoàn ROX)、その傘下であるROXシグネチャー、および戦略的パートナーであるベトナム海事商業株式銀行(MSB)の協働により、2026年6月9日から12日までの中部地域の複数の学校や教育施設で展開されました。
届ける幸福、返ってくる笑顔
2026年6月初旬、「あなたに届ける幸福」プログラムの車両隊は、多くの険しい道のりを越えて、アン東第1小学校(フエ)、茶レン(Trà Leng)第2幼稚園、茶レン第2民族半寄宿制小学校(ダナン)、および茶タイン民族半寄宿制小学校(クアンガイ)へと向かいました。一行はMSBの「M-Happy」クラブと連携し、教育設備の購入支援、困難を乗り越え学ぶ生徒たちへの奨学金や贈り物の付与として、4つの学校へ総額約8億ドンを寄贈しました。![]()
このプロジェクトで訪問した4つの学校は、いずれも未だ多くの困難が残る地域に位置しています。施設の状況や教具の不足、生徒への支援リソースの限定性など、課題は山積しています。
学校側の代表者によると、企業や組織の同行は、学習環境の改善につながるだけでなく、教師と生徒が「より良く教え、より良く学ぶ」という目標に向けて歩みを進めるための大きな原動力になるとのことです。
茶レンの山々に囲まれる中、子供たちの期待に満ちたまなざしと無邪気な笑顔は、メンバー一人ひとりの胸を深く打ちました。手渡された贈り物は物質的には決して大きなものではないかもしれませんが、そこには「地域社会がいつも見守り、通学の道のりに寄り添っている」という励ましと信頼が込められています。
「与えることの価値は、贈り物の大小にあるのではなく、その背後に込められた感情にあります」とヴォー・ミン・トゥーさんは語ります。こうした素朴な瞬間の数々は、幸福とは時にごく小さな分かち合いの行動から始まり、それがやがて未来への信頼と希望へと広がっていくものであることを思い出させてくれます。
地域社会のための「ROXシェア」の歩みを継続
MSB銀行のM-Happyクラブによる「あなたに届ける幸福」プログラムへの同行は、ROXグループが社会的責任を伴った発展へのコミットメントを具現化するアプローチの一つです。これは、人間への価値を常に中心に据えてきた、当グループの30年間にわたる「創造・飛躍」の歩みを貫く精神でもあります。
この精神は、グループが毎年実施している地域社会貢献活動「ROXシェア(ROX Share)」を通じてさらに広く浸透しています。「子供と共に学校へ」と「愛の分かち合い」という2つの活動の柱を持つROXシェアは、企業内部の美しい生き方の精神を広く社会へと波及させる架け橋となっています。
貧困層の生徒への奨学金授を与、緑の図書室の建設、大団結の家(困窮者向け住宅)の寄贈から、献血活動、困窮世帯のテト(旧正月)のケアに至るまで、個々の活動には「社会へより多くの素晴らしいことをもたらしたい」という共通の願いが込められています。これにより、分かち合いの精神が何倍にも膨らみ、広く行き渡っています。
今回のプログラムにおいてMSBやROXシグネチャーと同行したことは、ROXエコシステム内の各単位が手を取り合う協調の精神を改めて示すものとなりました。各単位がそれぞれの持つリソースを一部ずつ出し合いながらも、共通の目標、すなわち「子供たちにさらなる学習の機会を創出し、夢を育み、より多くの未来の旅路を切り拓くこと」へと向かっています。
茶レン、茶タイン、あるいはアン東で手渡された数々の贈り物は、新学期に向けた実質的な支援に過ぎないかもしれませんが、その背後には「今日のひとつの分かち合いが、明日の肯定的な変化を生み出す」という確信があります。これこそが、人間と地域社会のために素晴らしい価値を創造し続けてきたROXシェアが、30年のあゆみの中で粘り強く広げてきた精神そのものなのです。