教育訓練省、2028~2029学年度の使用へ教科書を見直し

教育訓練省普通教育局長のタイ・ヴァン・タイ氏によりますと、2028~2029学年度から統一して使用するための教科書の改善は、ゼロから作り直すものではありません。現在実施されている内容を基礎として、継承、見直し、更新、補足、調整を行います。

2026年9月22日、政府官房は、教科書の供給、普通教育の教育課程・教科書の見直し、および教育分野の主要課題の一部に関する首相の結論を示した通知第494/TB-VPCP号を発出しました。

同通知によりますと、首相は教育訓練省に対し、負担軽減の方向で普通教育課程を見直して改善し、普通教育が真に基盤となるようにすることを求めました。同時に、歴史、文化、民族の伝統、歴史上の人物、革命の先達に関する内容や、著者、編集責任者、著作権に関する事項を見直し、補足することで、実際のニーズに合った教科書へと改善することも要請しました。

教育訓練省普通教育局長のタイ・ヴァン・タイ氏が、これらの要請をどう実行するかについて、政府電子新聞の取材に答えました。

タイ・ヴァン・タイ氏は、2028~2029学年度から統一して使用するための教科書の改善は、ゼロからの作り直しではないと説明しています。

2028~2029学年度の使用開始に向け、教科書を見直し、改善します。

教育課程と教科書の見直し・改善は、どのように進められていますか。

タイ・ヴァン・タイ氏:政治局、党書記長、政府、首相の指示を受け、教育訓練省は主体的に普通教育課程の見直しに取り組んできました。研究グループを設置し、専門家、科学者、管理担当者、教員、その他の関係者から意見を募りました。

現在、教育訓練省は、2018年普通教育課程の見直し、更新、補足、調整に関する内容を引き続き取りまとめ、規定に従って権限を有する機関の審議・決定に付すための準備を進めています。

規定に従って見直し、更新、補足を行った教育課程を基に、教育訓練省は首相の指示に沿って教科書の改善を進めます。その際、継承性と安定性を確保し、教育・学習の過程で生じる混乱を抑えるとともに、教育課程の新たな要請や方向性を教科書に反映します。

それでは、今回の教育課程と教科書の改善は、ゼロから作り直すということなのでしょうか。

タイ・ヴァン・タイ氏:今回の改善は、教育課程と教科書をゼロから作り直すものではありません。現在実施されている内容を基に、継承、見直し、更新、補足、調整を行い、決議第71-NQ/TW号で示された新たな要請や、権限を有する機関の指示に適合させるものです。

この方法は、必要な内容の更新・刷新という要請に応えると同時に、教育・学習の安定性と継続性を確保し、学校、教員、児童生徒、保護者にとって不要な混乱を抑えることを目的としています。

教科書の改善は、全国で統一して使用することがすでに決定されている教科書一式を基に、2028~2029学年度からの使用に向けた工程に沿って進められます。

通知第494/TB-VPCP号によりますと、教育訓練省には、2028~2029学年度から全国で統一して使用する普通教育の教科書一式を完成させるため、計画を策定し、役割を分担し、具体的な工程を定める責任があります。

教科書の内容は、実用性と分かりやすさを重視し、教育現場の実情に合うよう見直されています。

内容を実用的で分かりやすく、教育現場の実情に合うものへと見直します。

どのような内容を優先して見直し、更新するのですか。

タイ・ヴァン・タイ氏:見直しと改善は首相の要請に基づいて行い、各地域の特徴、条件、社会経済の発展水準に適合させ、実際の教育・学習のニーズに応えるようにします。普通教育の一般的な水準では必要のない高度な専門知識を必修内容に過度に盛り込まず、教育・学習、試験、入学者選抜の負担軽減につなげます。

その上で、適切な内容を継承するという原則に沿って教科書の見直しを続けるとともに、普通教育課程の新たな要請を反映し、補足します。

特に、道徳、人格、愛国心、責任感、貢献への志を育む教育に重点を置きます。また、歴史、文化、民族の伝統、歴史上の人物、革命の先達に関する内容を、教育課程の要請と児童生徒の年齢に応じた特徴に合わせて更新します。

同時に、教科書の内容を実用的で分かりやすく、各地域の教育現場の実情に合ったものにするため、見直しを続けます。重複する内容、理論に偏った内容、普通教育には必要のない過度に専門的な内容を減らします。

専門家、教員、社会からの意見聴取は、どのように行われていますか。

タイ・ヴァン・タイ氏:見直しと改善は、意見を謙虚に受け止め、実質を重視する姿勢で進めています。教員、児童生徒、保護者、その他の関係者の声に耳を傾け、特に専門家、科学者、管理担当者、実際に授業を担当している教員の意見を重視しています。

教育訓練省は研究グループを設置し、普通教育課程の見直しの過程で意見を募ってきました。寄せられた意見は検討し、規定に従って改善を進める中で、適切に取り入れます。

教科書の著作権は国の財産です。

教科書の著作権、出版、発行、供給については、どのように取り組みますか。

タイ・ヴァン・タイ氏:教育課程と教科書の内容を改善するとともに、教育訓練省は首相の指示に従い、教科書の編さん、出版、発行、供給業務の刷新に関する課題に取り組みます。

通知第494/TB-VPCP号によりますと、教科書の著作権は国の財産として位置付けなければなりません。教育訓練省が編さんを指揮し、内容に責任を負い、著作権を保有します。同時に、定められた工程に沿って、児童生徒への教科書の無償配布案も検討します。

これらは、教育訓練省が指示、権限、法令の規定を正しく守りながら、引き続き検討し、実施していく事項です。必要な条件や規定が整わないうちに、先行して実施することは想定していません。

教育訓練省は、教科書の発行・供給方法も見直して刷新します。中間段階の削減を検討し、地方の主体性を高め、実情に合った供給経路の多様化を進めます。

同時に、同省は教育分野のデータベースの整備を続け、住民データベースとの連携を検討します。これにより、学校段階、学年、各教育機関ごとの教科書の需要をより正確に把握し、需要予測、調整、配布の質を高めます。

一貫した基本方針は、権限を有する機関の指示に忠実に従い、適切な内容を継承し、新たな要請を反映するとともに、教育・学習の安定性を確保し、不要な混乱を抑えることです。

教育課程と教科書の見直し・改善は、定められた工程に沿って進め、研究、意見聴取、内容の改善、審査、公布の各段階を、規定どおりに実施します。

目標は、普通教育の基盤としての役割を引き続き強化し、児童生徒が質の高い教育を受け、資質と能力を総合的に伸ばせるようにすることです。同時に、学校、教員、児童生徒が普通教育課程を安定的かつ実質的、効果的に実施できる条件を整えます。

ありがとうございました。