2027年APEC首脳会議向けインフラ整備、約束どおりの完工に向け総力結集へ

政治局員兼常務副首相のファム・ザー・トゥック氏は10月22日午後、アンザン省フーコック特区における2027年アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に向けた各工事・事業の実施状況について、同省、関係省庁・部門、および関連機関との作業部会を主宰しました。

2027年APEC首脳会議に向けた各事業・インフラ整備計画の進捗会議を主宰するファム・ザー・トゥック常務副首相。

ファム・ザー・トゥック常務副首相が2027年APEC首脳会議向け各工事・事業の進捗状況に関する作業部会を主宰しました。

会議には、アンザン省党書記のレ・クアン・トゥン氏、同省人民委員会主席のホー・ヴァン・ムン氏をはじめ、各省庁・部門、ベトナム国家銀行、ベトナム電力グループ(EVN)、ベトナム空港公社(ACV)、サングループおよび関係機関の代表らが出席しました。

ファム・ザー・トゥック常務副首相は、2027年APEC首脳会議までの残り時間は多くないと強調しました。政府および各省庁・部門が仕組みや政策に関する多くの障害の解消に注力してきたものの、一部の工事では依然として実施上の困難に直面し、工程に影響を与えていると指摘しました。

常務副首相はアンザン省に対し、会議の開催要件に応じた実施状況、直面している困難や課題、各事業の完成見通しについて具体的に報告するよう求めました。

総力を結集し、各事業の進捗を綿密に追跡

会議での報告において、アンザン省人民委員会のホー・ヴァン・ムン主席は、10月22日に省指導部が現場を直接視察し、事業主、投資家、施工業者と協議を行うとともに、事業の完工時期に関する誓約書の調印を実施したと述べました。

上水道インフラ工事に関しては、用地取得の難航、建設位置の調整、および長期化した雨季が進捗に影響を及ぼしました。現在、施工業者はリソースを増強しており、クアカイン貯水池および第2ズオンドン貯水池の2事業を2027年5月31日までに完工することを誓約しています。

重点交通インフラ工事もピッチを上げています。「APEC大通り」は2026年内の完工を目指しています。地方道975号線については、投資規模の調整が実施計画に影響を与えたものの、施工業者は施工体制を強化し、関連事業と連携しながら工程の確保を図っています。

会議において指導方針を述べるファム・ザー・トゥック常務副首相。

都市鉄道の第1区間は、投資家により2027年6月30日までの完工が誓約されています。都市鉄道と地方道975号線は同一回廊内で実施される工種が存在するため、同省は施工過程において相互の悪影響を抑制するよう各機関に緊密な連携を要請しました。

ファム・ザー・トゥック常務副首相が会議で指導演説を行いました。

フーコック国際空港拡張事業、APEC会議場センター、多目的パフォーマンス劇場、および関連付帯施設など、首脳会議に直接供される各施設は緊急態勢で建設が進められています。護岸工事、敷地造成、技術インフラ、都市景観整備の各項目も集中的に実施され、事業間の同期性が確保されています。

用地収用・立ち退き補償に関して、アンザン省は作業の大半を完了しており、残る問題の解決に全力を注いでいます。各種工事の円滑な着工に向けて再定住地区の建設が加速されています。また同地方は、排水処理施設や固形廃棄物処理施設を含む環境インフラ事業の実施も継続しています。

アンザン省人民委員会主席は、仕組みや政策に関する多くの障害が政府および各省庁・部門の配慮によって解消されたと述べました。しかしながら、高度な技術要件を伴う一部の工事においては、依然として専門機関の指導や支援が必要です。同省は引き続き進捗を厳密に追跡し、発生した課題に迅速に対処するとともに、事業主、投資家、施工業者に対し、工事の進捗と品質に関する誓約を厳格に履行するよう要求していきます。

いかなる困難・課題も工事進捗の妨げにさせない

会議において各企業や投資家は、2027年APEC向けインフラ工事の進捗を確保するため、資金調達、財務手続き、用地収用、付帯インフラに関する困難を引き続き解消するよう提案しました。

資金源および財務手続きに関して、ベトナム国家銀行、財務省および関係機関の代表が意見交換を行い、処理の方向性を明確化しました。関係各機関は、自らの権限に属する内容についてはすでに指導を行っており、引き続き規定に基づいて発生した課題の解決に向けて連携していくと表明しました。

用地および付帯インフラについて、アンザン省人民委員会のホー・ヴァン・ムン主席は、敷地造成、接続道路、駐車場、都市景観整備の各項目を実施する投資家を支援することで関係機関と合意したと述べました。

電力供給インフラについて、EVNのグエン・タイ・アイン副総裁は、フーコック向けの110kVおよび220kV送電網システムが2026年8月に通電を完了し安定稼働していると説明しました。配電網についても、EVNは首脳会議に供される前に点検・試運転の時間を確保できるよう、早期完工を目指して集中的に加速させています。

EVNはまた、電線、電柱、通信ケーブル網の景観整備を行い、安全性と都市美観を確保するため、電力会社および通信事業者と連携するよう地方自治体に提案しました。

各プロジェクトの進捗を綿密に追跡し、発生した課題を適時解決するよう指示するファム・ザー・トゥック常務副首相。

建設品質管理に関して、建設省のレ・アイン・トゥアン副大臣は、同省の所管に属する提案事項については指導と障害解消を完了したと報告しました。同省は、とりわけフーコック国際空港、都市鉄道、APEC会議場センターの各工種をはじめとする高度な技術を要する工事の実施において、アンザン省を引き続き支援・追跡していきます。

外務省の代表は、2027年APEC向け施設は建設の進捗を確保するだけでなく、首脳会議の開催慣行、機能、基準を満たさなければならないと注意を促しました。その中でも、会期中の利用需要に応えるため、通信インフラおよびインターネット環境の整備に留意する必要があります。

常務副首相はアンザン省に対し、各事業の進捗を綿密に追跡し、状況と実施結果を常時更新して、発生した困難や課題を適時に処理するよう指示しました。

供用開始前に絶対的な安全性を確保

会議での指導的演説において、ファム・ザー・トゥック常務副首相は、2027年APEC首脳会議に向けた準備任務の遂行におけるアンザン省、関係省庁・部門、および企業の尽力と一致団結を高く評価しました。

2027年APECの準備業務は共通の国家任務でありアンザン省単独の責任ではないと強調した常務副首相は、関係省庁・部門、地方自治体、および企業に対し、品質と安全性を担保しながら、誓約された工程どおりに各施設を完成させることに集中するよう求めました。

常務副首相はアンザン省に対し、各事業の工程を綿密に追跡し、実施状況と成果を常に更新して、発生した障害に迅速に対処するよう求めました。投資家、事業主、施工業者は誓約を厳格に履行し、十分な人員、機械、機材を動員し、施工において緊密に連携して、一つの工種が全体の工程に悪影響を及ぼすことのないようにしなければなりません。

資金調達や財務手続きの困難について、常務副首相は各企業、信用機関、関係当局に対し、権限に基づき迅速に連携して処理するよう求め、権限を超える事項については適時に報告して審議・決定を仰ぐよう促しました。

付帯インフラについて、常務副首相はアンザン省および関係機関に対し、実際の需要を再点検し、必要な工事を実施するための法的根拠と権限を明確にするよう求めました。同時に、首脳会議に供される重点区域における接続交通網の整備、景観および技術インフラの美化に注力するよう指示しました。

とりわけ常務副首相は、地方分権・権限委譲は検査・監督と結び付いていなければならず、各省庁・部門の責任が免除されることを意味するものではないと強調しました。国家管理機関は、事業の実施過程において地方自治体を引き続き指導・支援しなければなりません。

常務副首相は建設省に対し、専門機関を指揮してアンザン省と連携し、重点工事、とりわけフーコック国際空港、接続道路網、都市鉄道、APEC会議場センターおよび各種関連施設の品質を検査・監督するよう求めました。

施工工程の加速は、工事の品質と安全性の確保と両立しなければなりません。各事業は技術基準、建設品質管理規定、検査・検収、および供用・運用条件を遵守し、供用開始前に絶対的な安全性を確保しなければなりません。

電力インフラについて、常務副首相はEVNに対し、2027年APEC向け送電網工事の完成を加速させ、首脳会議に供される前に点検および安全運用のための十分な時間を確保するよう求めました。

電線の地中化が未完了の区域について、常務副首相はアンザン省に対し、EVN、通信事業者、関係機関と連携して技術インフラを整備し、首脳会議に供される各路線の照明システムを完成させるよう要請しました。

常務副首相はまた、関係機関に対し、2027年APEC首脳会議の開催に必要な施設、技術インフラ、諸条件を再点検・完成させるためアンザン省との協力を継続し、誓約された任務を完全に履行するよう求めました。