10月8日午後、首都ビエンチャンの首相府で行われた厳粛な公式歓迎式典の直後、レ・ミン・フン首相とサルムサイ・コンマシット首相が会談を行いました。

ラオスのサルムサイ・コンマシット首相の招待を受け、レ・ミン・フン首相はベトナム政府高級代表団を率い、2026年10月8日と9日の2日間、ラオス人民民主共和国を公式訪問しました。
会談で、サルムサイ・コンマシット首相は、ベトナム政府首班として初めてラオスを公式訪問したレ・ミン・フン首相を熱烈に歓迎しました。また、今回の訪問は、ラオスとベトナムの両党、両国家、両国人民の間にある高い政治的信頼と、変わることのない稀有な関係を示すものであり、特別な意義を持つと高く評価しました。
ラオス首相は、今回の訪問が、ラオス・ベトナム間の偉大な友好、特別な団結、包括的協力、戦略的連結を一層深化させ、より実質的かつ効果的なものにすることに寄与するとの確信を示しました。
サルムサイ・コンマシット首相は、特に経済・社会発展、高い成長率の維持、国際的な地位と役割のさらなる向上など、ベトナムが最近達成した重要な成果に祝意を表しました。同時に、ラオスの革命事業、国家建設、発展に対してベトナムが提供してきた貴重で効果的な支援に心から感謝しました。

レ・ミン・フン首相は、新たな立場で初めてラオスを公式訪問できること、また、ラオスが指導部の各役職を整備し、サルムサイ・コンマシット首相が就任した後にラオスを訪問する最初の外国指導者となったことを喜びました。また、ラオス首相がベトナム政府高級代表団を、ベトナムとラオスの同志・兄弟としての深い情誼に満ちた温かい歓迎で迎えたことに感謝しました。
レ・ミン・フン首相は、サルムサイ・コンマシット氏がラオス第10期国民議会の信任を受け、ラオス人民民主共和国首相に選出されたことに祝意を表しました。また、サルムサイ・コンマシット首相がラオス政府を率いて第10次5カ年経済・社会発展計画を成功裏に実施し、ラオス人民革命党第12回党大会決議の成功裏の実施に貢献し、ラオスをますます発展させていくとの確信を示しました。
レ・ミン・フン首相は、トー・ラム党書記長兼国家主席、チャン・タイン・マン国会議長、チャン・カム・トゥ書記局常務から、ラオスの高級指導者とサルムサイ・コンマシット氏への挨拶と祝意を伝えました。同時に、ラオスの党、政府、人民がベトナムに寄せてきた緊密で変わることのない情誼と、心のこもった支持・支援に感謝しました。

レ・ミン・フン首相は、ラオスの党、国家、人民が最近達成した重要な成果に祝意を表しました。また、政治、国防、安全保障の安定を維持し、マクロ経済の安定を強化し、インフレを抑制し、成長を維持するとともに国際統合を強化してきたラオス政府の努力を高く評価しました。
首相は、ベトナムが可能な範囲でラオスと歩み、支援する用意があり、特にマクロ経済管理、財政・予算、制度改革、インフラ開発、人材育成に関する経験を共有すると表明しました。
両首相は、それぞれの国の情勢、今後の発展方向と目標、各国の党大会決議を実施するうえでの重点事項について相互に説明しました。
レ・ミン・フン首相は、ベトナムの経済・社会発展におけるいくつかの顕著な成果を紹介しました。また、ベトナムが制度、組織機構、資源、幹部陣、指導・統治方式に関する問題を一体的に処理するため努力しており、同時にイノベーション、デジタル変革を引き続き推進し、経済の自立能力と強靱性を高めていると強調しました。
首相はまた、開催中の第14期ベトナム共産党中央執行委員会第4回会議の主な内容について説明しました。

両首相は、最近の二国間関係が前向きかつ全面的に発展していることを喜び、ベトナム・ラオスの特別な関係を引き続き各国の外交政策における最優先事項と位置付けました。
両国は、両国関係全体の方向を定める、信頼に基づく政治関係の中核的役割を引き続き発揮させることで一致しました。高級レベルを含む各級の訪問と接触を定期的に維持し、あらゆるチャンネルの協力メカニズムを活用するとともに、高級レベルの合意、両政府間協力計画、両国の各省庁、分野、地方間の協力プログラムを効果的に連携して実施します。
両国は、国防・安全保障協力が引き続きベトナム・ラオス関係の柱の一つであることを確認しました。各国の安全、政治的安定、秩序、社会の安全を維持するため、引き続き緊密に連携することで一致しました。また、国境を越える犯罪、麻薬、人身売買、密輸、ハイテク犯罪の防止・取り締まりにおける協力を強化し、国境を管理・保護するとともに、防衛産業やサイバーセキュリティーなど一部の新たな分野での協力を推進することで一致しました。
経済面では、両国は投資協力が引き続き二国間関係の明るい成果となっていると評価しました。現在、ベトナムはラオスで約300件の投資プロジェクトを展開しており、登録資本総額は約70億米ドルに達しています。これにより、ラオスはベトナム企業にとって最大の海外投資先となっています。
両国は、引き続き突破口を開くために努力し、両国経済の相互補完性と連結性を高めることで一致しました。交通、インフラ、物流、国境検問所の連結を促進する高付加価値分野への投資協力を奨励するとともに、二国間貿易額を50億米ドルに引き上げ、今後は年間100億米ドルを目指すため、具体的なロードマップと優先項目リストを連携して策定します。
両国間の経済協力に残る一部の問題や障害について率直に意見を交わし、両国は大型プロジェクトの実施を加速し、制度や手続き上の問題の解消で連携するとともに、両国企業の投資効率を高めることで一致しました。
教育、訓練、人材開発について、レ・ミン・フン首相は、ベトナムが幹部、専門家、質の高い人材の育成でラオスへの支援を継続すると表明しました。両国はラオス・ベトナム友好大学プロジェクトを高く評価し、知識を結び付け、将来世代のためにベトナム・ラオス友好を育む象徴的な意義を持つ施設と位置付けました。
この機会に、レ・ミン・フン首相は、ラオスのフアパン県とチャンパサック県の住民にベトナムが学校2校を寄贈・建設すると発表しました。総額は200万米ドルで、ラオスの教育・訓練事業と人材開発を支援し、貢献することを目的としています。
両首相はまた、科学技術、交通運輸、エネルギー、鉱業など、その他の分野における協力の強化と効率向上のための措置について意見交換しました。両国は、ベトナム・ラオス外交関係樹立65周年(1962年9月5日)とベトナム・ラオス友好協力条約調印50周年(1977年7月18日)を記念する「ベトナム・ラオス友好団結・連結年2027」の諸活動を入念に準備するため連携することで一致しました。
地域情勢と国際情勢について幅広く意見交換し、両首相は、各国の安全、安定、発展に関わる戦略的問題について情報共有と協議を強化することで一致しました。また、ASEAN、国連、メコン地域の各協力枠組み、および両国が加盟するその他の多国間枠組みにおいて、引き続き緊密に連携し、相互に支持するとしました。
レ・ミン・フン首相は、サルムサイ・コンマシット首相に対し、今年11月にベトナムで開催されるイラワジ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略(ACMECS)首脳会議と、カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム協力(CLMV)首脳会議への出席を正式に招請しました。
会談直後、両首相は、安全保障、司法、財政、エネルギー、教育・訓練、民族、宗教、両国地方間協力の各分野に関する協力文書11件の交換式に立ち会いました。また、データ・国民身分証明センタープロジェクトの引き渡し式と、ラオス・ベトナム友好大学プロジェクトの起工式にともに出席しました。