シンガポール訪問・実務日程の一環として、9月18日午後、グェン・チュオン・タン国防次官(上将)が、シンガポールのチャン・チュン・シン国防相を表敬訪問しました。

会談で、チャン・チュン・シン国防相はベトナム代表団を喜んで迎え、第13回北京香山フォーラムに合わせて行われた、ベトナムの政治局員、副首相、国防相を務めるファン・バン・ザン大将との会談について述べました。9月16日の会談で両国防相は、署名済みの文書に基づいて協力事項を引き続き実施し、当面はシンガポールでの第17回ベトナム・シンガポール国防政策対話の開催に向けて連携することで一致しました。
チャン・チュン・シン国防相は、ASEANの枠組みにおける二国間の国防協力についても意見を交わしました。2027年にはシンガポールがASEAN議長国を務めます。両国は引き続き連携して国防・安全保障上の取り組みを推進し、ASEANの結束と中心的役割を強化します。
グェン・チュオン・タン上将は、時間を割いて代表団を迎えたチャン・チュン・シン国防相に深く感謝しました。その上で、ベトナムは、国際・地域問題、とりわけASEANの枠組みにおけるシンガポールの地位、役割、積極的な貢献を高く評価していると述べ、同国が2027年のASEAN議長国の役割を十分に果たせるよう、連携・支援する用意があると表明しました。
グェン・チュオン・タン上将は、これまで両国の国防協力が一層実質的かつ効果的になっていると強調しました。特に、各級代表団の往来、国防政策対話・協議・情報交換の仕組みの効果的な維持、軍種・兵種間の協力、艦艇の相互訪問、人材育成、青年将校の交流、多国間の場における連携と相互支持を挙げました。
グェン・チュオン・タン上将は、シンガポール国防相に対し、両国防省間の協力事項に引き続き関心を払い、その推進を図り、二国間の国防関係にさらに実質的な進展をもたらすよう求めました。
グェン・チュオン・タン上将は、12月10~13日にハノイ市で開催される第3回ベトナム国際国防展示会に、チャン・チュン・シン国防相、シンガポール国防省および軍の指導者を迎えたいとの意向を示しました。また、シンガポールの国防関連企業の出展を歓迎しました。
チャン・チュン・シン国防相は、同展示会にシンガポール国防省の高官代表団を派遣し、適切な時期に早期のベトナム公式訪問を行うと述べました。
第17回ベトナム・シンガポール国防政策対話が開かれました

*同日午後、グェン・チュオン・タン上将とシンガポール国防省のジョセフ・リョン・ウェン・キョン事務次官が、第17回ベトナム・シンガポール国防政策対話の共同議長を務めました。
グェン・チュオン・タン上将は、第17回国防政策対話は、両国の高級指導者の共通認識と両国防省間の2026~2028年の3カ年協力計画を実質的に実行する上で、重要な意味を持つと強調しました。
グェン・チュオン・タン上将は、情報共有センターIFCでの勤務のためにベトナムの将校を受け入れたシンガポール国防省に深く感謝しました。また、ベトナム国防省は、ベトナム語研修および国際国防関係者研修に、シンガポール国防省が引き続き将校を派遣するよう招いていると述べました。
ジョセフ・リョン・ウェン・キョン氏は、ベトナムとシンガポールは良好な二国間協力関係にあり、各分野の協力が一層強化・発展しており、国防協力がその柱を担っていると強調しました。
これまで両国の国防協力は多くの経路を通じて拡大し、実質性を増しています。これが、双方の利益に適合し、地域の平和と安定に貢献する、より実践的な新分野へと協力の範囲を広げるための基盤となっています。
今後、双方は信頼に基づく包括的かつ実質的な協力を引き続き強化します。重点事項は、各級代表団の往来および高級・各級での会合や接触の拡充、既存の協議・対話の仕組み、とりわけ国防次官級の国防政策対話の効果的な活用、人材育成協力、海軍・空軍・海上警察間の協力と交流、艦艇の親善訪問、両国の軍種・兵種間の青年将校交流、サイバーセキュリティ協力、ASEANの軍事・国防の枠組みにおける積極的な協議と相互支持です。
対話では、双方が世界・地域情勢や共通の関心事項についても意見を交わし、共通認識を引き続き強化するとともに、多国間の国防協力の仕組み、とりわけASEANの枠組みにおける信頼と連携を深めました。
南シナ海の問題について、ベトナムは一貫して、1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)を含む国際法に従い、平和的手段で意見の相違を解決する立場を取っています。また、南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)を効果的かつ十分に履行し、実質的で効果的な南シナ海行動規範(COC)を策定することを重視しています。