U19東南アジア選手権2026において、カンボジアが0-2の劣勢からオーストラリアと2-2で引き分け、準決勝進出を決めたと同時に、ベトナムのグループステージ敗退が確定しました。
グループAの最終節でインドネシアに逆転負けを喫したベトナムは、各グループ2位のうち成績最上位の1カ国に与えられる枠での勝ち残りに望みを繋いでいました。グループB最終節でタイがマレーシアを3-2で下したことで、池内監督率いるベトナム代表の前に光が差し込んだかに見えましたが、進出の可否はグループC最終節のオーストラリア対カンボジアの結果に委ねられていました。この試合が引き分けに終わった場合、ベトナムの敗退が決まる状況でした。
デリ・セルダン・スタジアムで行われた試合は、オーストラリアが開始18分までに2点を先行し、そのまま前半をリードして折り返したため、序盤はベトナムにとって有利な展開に見えました。
しかし後半に入ると、後がないカンボジアが総力戦を仕掛け、果敢な攻撃を展開。対するオーストラリアは突如として足元が緩み、点差を広げる好機を逃し続けただけでなく、守備の綻びから後半15分(60分)と後半37分(82分)に失点を許しました。
試合はそのまま2-2のドローで終了。この結果、オーストラリアがグループCの首位をキープし、勝ち点を4に伸ばしたカンボジアがベトナムを抜いて「成績最上位の2位」として準決勝へ駒を進めました。
今後の展望
今大会のU19ベトナム代表は、一部の主力選手が高校の卒業試験やVリーグ(国内プロリーグ)の出場と重なったため、ベストメンバーを招集できませんでした。特にHAGL所属のDFディン・クアン・キエットやFWチャン・ジア・バオといった逸材の不在、さらにニンビンでプレーする若手FWグエン・レ・ファットの不参加や、ベルギーのロイヤル・アントワープに所属するFWファム・アイン・コイの靭帯断裂による戦線離脱が大きく響きました。
グループステージ敗退という結果に終わったものの、今回のU19東南アジア選手権2026は、日本人の池内監督にとって選手たちに経験を積ませ、実戦の機会を与える貴重な場となりました。この地域大会を経て、ベトナムはベストメンバーを揃え、8月31日から9月6日まで開催されるU20アジアカップ予選に臨みます。予選では北朝鮮、イラン、パレスチナと同じグループで本戦出場を争う予定です。