FIFAランク52位下の相手との試合を前に、ベトナムはリラックス

キム・サンシク監督率いるベトナム代表チームは、10月9日夜に行われる2027年アジアカップ最終予選のネパール戦を前に、最後となるトレーニングを順調に終え、リラックスした状態で臨みます。

最終調整とチーム状況
10月8日午後、ベトナム代表選手たちはゴ・ダウ競技場(旧ビンズオン競技場)で4回目の練習を行いました。

負傷により欠場したミッドフィールダーのグエン・クアン・ハイを除き、残りの23選手全員が良好なコンディションを維持しています。

現在、ベトナムは予選グループFで2試合を終え、3ポイントで2位につけています。ラオスと同ポイントながら得失点差(ベトナム+1、ラオス-4)で上回っています。マレーシアが6ポイントで首位、ネパールは2戦全敗で最下位です。

ネパールとの2試合に向けた招集では、キム監督は経験豊富な選手グループとU-23東南アジア選手権優勝メンバーの若手選手を多様に組み合わせています。その中でも、フォワードのグエン・ディン・バク(背番号9)や、ASEANカップ2024で優勝に貢献したウィングのクアット・ヴァン・カンが注目されています。

キャプテンと副キャプテン
センターバックのドー・ズイ・マインが引き続きベトナム代表のキャプテンを務めます。副キャプテンはグエン・ホアン・ドゥックと越僑選手であるカオ・ペンダント・クアン・ビンの2名が務めます。

これまで体調不良でホテルで回復トレーニングのみを行っていたミッドフィールダーのグエン・ドゥック・チエンについては、キム監督は試合当日の状況を見て起用を決定するとしています。

越僑センターバックのカオ・ペンダント・クアン・ビン(背番号13)は、今回が2度目の代表招集です。以前は6月にクアラルンプールのブキ・ジャリルで行われたマレーシアに0-4で敗れた試合に出場しています。キム監督は彼に副キャプテンの職を与えることで、この越僑選手に代表チームでより一層の努力と責任を期待しています。

相手チームの状況とFIFAランキング
ベトナムの練習後、ネパール代表もフィールドに慣れるための唯一の練習を行いました。ネパールは昨夜遅くにビンズオンに到着したため、準備のための時間が多くありませんでした。

最新のFIFAランキングでは、ネパールは世界176位、ベトナムは114位です。ネパールの過去最高順位は1993年12月から1994年2月にかけての121位、最低順位は2016年1月の196位です。

ベトナム対ネパール戦は、10月9日(木)19時30分(現地時間)に開催されます。