北部地域の180以上の医療機関に血液を供給している中央血液・輸血研究所の所長、グエン・ハー・タイン副教授・博士は、2026年の最初の3か月間に、同研究所だけで約12万2,000単位の血液が必要になるとの見通しを示しました。そのため、「レッド・サンデー」は、善意の心と、一刻を争って血液を必要としている患者を結ぶ、人道的な架け橋として非常に重要な意味を持っています。![]()
1月11日、第18回目となる献血プログラム「レッド・サンデー2026」が、ハノイ工科大学にて正式に開幕します。
本プログラムは、年末年始にかけて多くの医療機関で深刻化する血液不足の状況を受け、国民に献血への参加を呼びかけることを目的として開催されます。
本イベントは、ティエンフォン新聞社が主催し、中央血液・輸血研究所、献血推進中央指導委員会、各省・市のホー・チ・ミン共産青年団、ならびに関係機関と連携し、全国規模で実施されます。
「レッド・サンデー」は2009年に始まり、これまで17年間にわたり継続して開催されてきました。現在では、学校、住宅地、都市部など全国各地で行われ、多くの青年団員、若者、公務員、軍人、そして一般市民が参加する大規模な献血イベントとなっています。
2026年の「レッド・サンデー」は、2025年12月から2026年3月末まで実施されます。これに先立ち、ホーチミン市ではすでに開催され、300単位以上の血液が受け付けられました。
献血に対する国民の意識が変化
北部地域の180以上の医療機関に血液を供給している中央血液・輸血研究所の所長、グエン・ハー・タイン副教授・博士によりますと、2026年初頭の3か月間に、同研究所では約12万2,000単位の血液が必要になると見込まれています。そのため、「レッド・サンデー」は、献血に参加する善意の人々と、血液を必要とする患者を結びつける極めて重要な役割を果たしています。
1月6日に行われた「レッド・サンデー2026」の記者会見では、国家血液センター所長のチャン・ゴック・クエ副教授・博士が、現在同センターでは約3万1,000単位の血液が不足しており、十分な血液が確保できなければ、4人に1人の患者が必要な治療を受けられなくなる可能性があると述べました。
また、同氏は、現在受け入れている献血血液の約25~30%は、献血に対する意識が高まった市民が自発的に研究所を訪れて提供しているものであり、これは患者の命を救う上で非常に重要な血液源であると説明しました。研究所では、旧暦の大晦日や元日を含め、毎日献血を受け付けており、旧正月(テト)期間中の治療需要にも対応しています。
さらに、国家血液センターによりますと、過去2か月間、北部地域の医療機関に加え、カントー地域にも血液を供給してきました。中部地域に対しても、今後の血液調整計画を進めているとのことです。
2025年には、全国で約175万単位の血液が動員・受け入れられ、そのうち98%が自発的献血によるものでした。これは、全国人口の約1.75%が献血に参加したことに相当します。
数多くの自発的献血キャンペーンが効果的かつ迅速に実施され、延べ数百万人が参加し、地域社会全体に大きな広がりをもたらしました。その中でも「レッド・サンデー」は重要な役割を果たしており、近年では、旧正月前後における深刻な血液不足の状況は、もはや危機的な水準ではなくなっています。