台風10号被害の保険金支払い、3,570億ドン超に

保険監督管理局の統計によると、台風10号(国際名:ブアロイ)は人命および財産に2,280件を超える損害をもたらし、その被害は主に技術財産保険と自動車保険に集中しました。初期の推定によれば、**保険金総額は3,570億ドン(約22億円超)**に上る見込みです。Đã chi trả hơn 357 tỷ đồng bảo hiểm khắc phục hậu quả bão số 10- Ảnh 1.

財務省保険監督管理局は、台風10号による被害および保険金支払いの状況について発表しました。それによると、現時点で確認された人命・財産に関する初期の保険金総額は3,570億1,910万ドンを超えるとされています。

非生命保険会社32社および生命保険会社19社からの報告によると、損害の内訳は以下のとおりです。非生命保険における事故件数は2,281件、支払見積額は約3,565億ドンで、そのうち技術財産保険が最大の割合を占め、591件で約3,156億ドンに達しました。自動車保険は1,680件で約383億ドン、船体保険や農業保険などは10件で約25億ドン、健康保険は1件で約2億ドンでした。
一方、**生命保険(死亡・傷害)**は5件で約4億8,000万ドン、**傷害保険(非生命)**は6件で約7億ドンと報告されています。
全体の合計では、2,287件の事故に対して約3,571億9,100万ドンの保険金支払いが見込まれています。

評価によると、被害額は主に技術財産保険と自動車保険の分野に集中しており、これらが全体の大部分を占めています。保険会社は現在も、組織や個人からの損害通知を引き続き受け付けており、現場のアクセスが困難な状況の中でも、迅速に担当者を派遣して鑑定作業と損害確定を進め、保険金の支払いを実施しています。

保険監督管理局は、被保険者の権利と利益を確保するため、仮払いおよび保険金の早期支払いを緊急に展開していると強調しました。迅速かつ完全に、規定通りに保険金を支払うことで、被災した組織や個人が生活を早期に立て直し、生産・経営活動を再開できるよう支援しています。

なお、これに先立ち、財務省は9月29日に緊急公文書を発行し、ベトナム保険協会および各保険会社に対して、台風後の対応について関係機関と積極的に連携するよう指示しました。財務省は、損害が発生した場合には速やかに状況を把握し、契約および法令に基づき、被保険者の権利と利益を確実に実現するため、迅速な仮払いと保険金支払いを行うよう求めています。