6月19日から22日まで、商工省はハノイ市人民委員会およびイオン株式会社と協力し、日本のイオンシステムおよびマレーシア、香港（中国）、カンボジアを含むアジア地域の各国で、「五感で体験するベトナムの美しさ – 食、文化、観光」をテーマに「ベトナムフェア」を開催しました。
アジア4カ国で同時開催
このイベントは、商工省とイオン株式会社、およびハノイ市人民委員会とイオン株式会社の間で締結された2つの協力覚書（MOU）の内容を具体化するものです。
この大規模なイベントは、商工省の「2030年までのベトナム企業の外国流通システムへの直接参加促進計画」の枠組みの中で実施されています。同時に、このイベントは、アジア地域におけるベトナム製品の市場拡大と存在感強化を目的としています。
長年にわたり、何百ものベトナム製品が、イオンによる輸入・流通を通じて日本市場の基準を満たし、イオンの日本およびアジア地域全体のスーパーマーケットチェーンで幅広く流通してきました。これは、国際市場におけるベトナム製品の信頼性、品質、持続可能な成長の可能性を裏付けるものです。
今年のイベントは、日本、香港（中国）、カンボジア、マレーシアという地域内の4カ国で初めて同時に開催されるという特別な節目を迎えました。東京での開幕式には、ファン・ティ・タン商工副大臣、ファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使、ハノイ市商工局副局長グエン・テー・ヒエップらが参加しました。
ファン・ティ・タン副大臣によると、ベトナム企業は、循環型生産、環境に優しい原材料の使用から、省エネルギー、サプライチェーンにおける社会的責任の確保まで、グリーンで持続可能な開発の方向へ絶えず変革しています。これらの価値は、特に品質、透明性、環境へのコミットメントが最優先される日本市場における新しい消費トレンドに完全に合致しています。
展示内容と日本の重要性
日本をメイン会場とするベトナムフェアでは、農産物、加工食品、水産物、繊維製品、家電製品、ヘルスケア製品、手工芸品など、数百もの製品が展示されました。今年の特色は、フォー、ブン、バインミーなどのベトナムの伝統料理や、魅力的な屋台料理がスーパーマーケット内のオープンキッチンで直接提供されたことです。
同時期に、マレーシア、香港（中国）、カンボジアでは、バナナ、マンゴー、リュウガン、ライチ、ドラゴンフルーツ、ブン、乾燥春雨、ドライフルーツ、冷凍水産物、家電製品、繊維製品、皮革製品、手工芸品など、優れたベトナム製品を紹介する専用のベトナム製品展示エリアが設けられました。
日本は現在、ベトナムにとって最も重要な経済パートナーの一つであり、ベトナムと最も多くの二国間および多国間自由貿易協定（FTA）を締結しているパートナーでもあります。ベトナム・日本経済連携協定、ASEAN・日本包括的経済連携協定、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（CPTPP）、地域的な包括的経済連携協定（RCEP）などの協定は、日本国民が高品質なベトナム製品を選択し、消費する際のメリットとなり、優位性をもたらしています。
