ベトナムはU23アジアカップ2026予選でグループCの開催国となり、イエメン、シンガポールと再び対戦し、バングラデシュとも対戦します。
この結果は、本日5月29日午後にマレーシアのクアラルンプールで行われた予選グループ分け抽選会で決定しました。ベトナムは第1シードに位置していたため、多くの強敵との対戦を避けることができました。
グループCの対戦相手
FIFAランキングでは、ベトナムは109位に位置しており、イエメン（ベトナムより49位下）、シンガポール（51位下）、バングラデシュ（74位下）よりも上位です。これらのチームは、いずれも格下と見なされており、予選を突破することは稀です。
2013年の初回大会を除き、ベトナムは常に本大会に出場しており、2022年と2024年には準々決勝に進出し、2018年には準優勝という実績があります。一方、イエメンは2013年と2016年の本大会でグループステージ敗退に終わっています。シンガポールとバングラデシュは、これまで予選を突破したことがありません。
前回の予選では、フィリップ・トルシエ監督率いるベトナムはイエメンに1-0で勝利し、シンガポールとは2-2で引き分け、グループCの首位となりました。
ベトナムで開催される予選は、フート省で行われる予定です。ベトナムはキム・サンシク監督が指揮を執ります。U22代表チームは現在、ハノイでA代表チームと同じ日程で合宿を行っています。
大会概要と他の東南アジア勢の状況
U23アジアカップ2026予選は、44チームが11カ国で11グループに分かれて行われ、9月1日から9月9日まで開催されます。各チームは総当たり戦を行い、各グループの1位チーム（11チーム）と、成績上位の2位チーム（4チーム）が、開催国サウジアラビアと共に2026年1月7日から25日まで開催される本大会に進出します。出場選手は2003年1月1日以降に生まれた者でなければなりません。
東南アジアのトップチームは、より厳しいグループに入っています。タイはグループFの開催国となり、マレーシア、レバノン、モンゴルと同組です。インドネシアはグループJの開催国となり、U23アジアカップ2024準々決勝で破った韓国と再び対戦するほか、ラオス、マカオと同組です。
ベトナムとタイは、東南アジアで唯一5回本大会に出場しています。次いでマレーシア（3回）、インドネシア、ミャンマー（1回）となっています。最高の成績は2018年のベトナムの準優勝であり、インドネシアは2024年に4位となりましたが、惜しくもオリンピック出場を逃しました。
U23アジアカップ本大会は、2013年にオマーンで初開催され、その後、カタール（2016年）、中国（2018年）、タイ（2020年）、ウズベキスタン（2022年）、カタール（2024年）で開催され、次はサウジアラビア（2026年）で開催されます。この大会は、オリンピックのアジア予選も兼ねており、オリンピック開催年に行われます。
日本は2016年と2024年に2度優勝し、首位に立っています。次いでウズベキスタン（2018年）、サウジアラビア（2022年）、韓国（2020年）、イラク（2013年）が続きます。
U23アジアカップ2026予選グループ分け一覧
• グループA: ヨルダン（開催国 – H）、トルクメニスタン、台湾、ブータン
• グループB: 日本、クウェート、ミャンマー（H）、アフガニスタン
• グループC: ベトナム（H）、イエメン、シンガポール、バングラデシュ
• グループD: オーストラリア、中国（H）、東ティモール、北マリアナ諸島
• グループE: ウズベキスタン、パレスチナ、キルギス（H）、スリランカ
• グループF: タイ（H）、マレーシア、レバノン、モンゴル
• グループG: イラク、カンボジア（H）、オマーン、パキスタン
• グループH: カタール（H）、バーレーン、インド、ブルネイ
• グループI: UAE（H）、イラン、香港、グアム
• グループJ: 韓国、インドネシア（H）、ラオス、マカオ
• グループK: タジキスタン（H）、シリア、フィリピン、ネパール
