中国・杭州で開催されているAFCフットサルアジアカップ2026予選グループEの第2戦が9月22日に行われ、ベトナムが開催国中国を相手に7-2で大勝しました。
試合詳細
初戦でベトナムが香港に9-1で快勝した一方、中国はレバノンに1-2で敗れていました。そのため、中国は決勝進出の望みをつなぐために、この試合でベトナムに勝つ必要がありました。
しかし、FIFAランキングでベトナムが26位、中国が85位という59位の差は、試合開始早々に明らかになりました。さらに、ベトナムは2024年のアジアカップ決勝トーナメントで中国に1-0で勝利した経験があり、心理的にも優位に立っていました。
試合が始まると、ベトナムは速いテンポで主導権を握り、開始2分にチャウ・ドアン・ファットが先制点を挙げました。続く3分には、ダ・ハイが立て続けに2ゴールを決め、3-0とリードを広げました。
その後、ベトナムは一時的に守備を固め、中国に攻めを許しましたが、中国の攻撃は連携を欠き、決定的なチャンスを作り出せませんでした。唯一の noteworthy なチャンスは9分にキーパーの頭上を越えるシュートを放ったものの、ボールはクロスバーに弾かれました。
再び攻勢に転じたベトナムは、10分にダ・ハイが相手からボールを奪い、鋭いシュートで4-0としました。さらに16分、ティン・ファットがゴール前でパスを受け、追加点を決めて前半を5-0で終えました。
後半もベトナムはペースを落としながらも得点機会を創出し、32分には再びティン・ファットがゴールを決め、6-0としました。
この後、苛立ちを募らせた中国は、ファウルを犯しました。グー・ハイタオが相手選手の足に故意に蹴りを入れ、レッドカードで退場となりました。数的優位となったベトナムは、このチャンスを活かし、ティン・ファットがハットトリックとなる7点目を決めました。
試合終了間際、中国が2つの名誉挽回ゴールを決めましたが、反撃するには遅すぎました。中国は2連敗で予選敗退が決定しました。
AFCフットサルアジアカップ2026予選には、31チームが参加し、8つのグループに分かれて総当たり戦を行います。各グループの1位チームと、成績上位の2位チーム7チームがインドネシアで開催される決勝トーナメントに進出します。
ベトナムは香港、中国、レバノンと同じグループEに属しています。試合は中国・杭州のリンピン・スポーツセンター・ジムナジウムで、9月20日、22日、24日に開催されます。
2試合を終えた現在、ベトナムは勝ち点6で首位に立っています(得失点差+13)。レバノンは得失点差+1で2位、香港は3位(-8)、中国は最下位です。ベトナムは、最終戦となる24日のレバノン戦(日本時間14時30分開始)で引き分け以上を達成すれば、決勝トーナメント進出が決定します。