ハノイFCはVリーグ2025-2026シーズン第5節でタインホアに2-1で勝利し、開幕から続いていた5試合連続の引き分けと敗戦という低迷に終止符を打ちました。
Vリーグ – 第5節
結果: ハノイFC 2 – 1 タインホア
前半: 0-1
得点者:
ハノイFC: ダニエル・パッシラ(48分)、ルイス・フェルナンド(58分)
タインホア: R.ゴードン(2分)
試合詳細
ハン・ダイ・スタジアムで行われたこの試合は、今シーズンVリーグでまだ勝利がなく、国内カップでも1回戦で敗退したという苦境にある両チームの対戦となりました。
試合前、ハノイFCはU17全国選手権で若手チームがナムディンに3-2で逆転勝利し優勝したという良いニュースを迎えました。また、ベトナムプロバスケットボールリーグ(VBA)で初優勝したハノイ・バッファローズのメンバーも応援に駆けつけました。
しかし、試合開始からわずか72秒でホームチームは先制点を許す冷水を浴びせられます。センターバックのドー・ズイ・マインがリマリオからのプレッシャーを受け、クリアしたボールが自身の手に当たって跳ね返りました。タインホアのフォワードは、このチャンスを逃さず、ペナルティエリア外から左下隅に低いシュートを決め、先制点を挙げました。
その1分後、ハノイFCはドー・フン・ズンがペナルティエリア内からシュートを放ちましたが、左ポストをわずかに外れました。前半の残りの時間、ホームチームはシーズン序盤と同じく、相手のペナルティエリア付近での焦りや創造性の欠如が見られ、決定機を逃し続けました。一方、タインホアは激しいマークで波状攻撃に耐え抜きました。
ハーフタイムは、ユースケ・アダチ暫定監督が選手たちの士気を立て直す機会となりました。キャプテンのグエン・ヴァン・クエットは、後半開始早々にグエン・ヴァン・トゥンと交代しました。
その成果は後半開始わずか3分で現れます。ファム・スアン・マインからボールを受けたグエン・ハイ・ロンがペナルティエリア手前でターンし、ロングシュートを放ちました。キーパーのY・エリ・ニエは左に倒れてセーブしましたが、こぼれ球をダニエル・パッシラが至近距離から押し込み、1-1の同点としました。
この同点ゴールは、ハノイの選手たちの足かせを外したかのように、攻撃の組み立てがより洗練され、正確になりました。右サイドの連携から、スアン・マインがボールを運び、エンドライン際からクロスを入れました。パッシラとヴァン・トゥンは触れませんでしたが、フェルナンドが適切な位置に詰めており、右足でニアサイドに強く蹴り込み、58分に2-1と逆転しました。
リードを奪ったハノイFCは精神的に余裕を持ちましたが、追加点は奪えませんでした。試合終盤の10分間は、ボールを保持して確実に時間を使い、スコアを守り切ろうとしました。タインホアは69分、ゴック・ミーがペナルティエリア内からシュートを放ったものの右ポストをわずかに逸れ、惜しいチャンスを逃しました。
この最小得点差での勝利により、ハノイFCは低迷を断ち切りました。勝ち点5でVリーグ8位に浮上し、7位のナムディンとは2点差です。首位のニンビンとの差は7点ですが、1試合多く消化しています。
一方、タインホアは、ダナン、HAGLと共に、Vリーグでまだ勝利のない3チームの一つとなりました。しかし、チームの戦力と野心が今シーズンは低いと評価されているため、韓国人監督のチェ・ウォングォン氏への信頼は続いている模様です。
スターティングメンバー
ハノイFC: ヴァン・ホアン、ドー・ズイ・マイン、タイン・チュン、ファム・スアン・マイン、ダオ・ヴァン・ナム、コン・ニャット、マラニャオン、ハイ・ロン、フェルナンド、ヴァン・クエット、ダニエル・パッシラ
タインホア: Y・エリ・ニエ、フイン・ミン・ドアン、マドゥ・ムボジ、チン・ヴァン・ロイ、ディン・フイエン、レ・ヴァン・トゥアン、ゴック・ミー、タイ・ソン、ヴォー・グエン・ホアン、アブドゥラクマノフ、リマリオ