トー・ラム書記長の北朝鮮国賓訪問:極めて特別な意義を持つ訪問

北朝鮮労働党総書記兼朝鮮民主主義人民共和国国務委員長の金正恩(キム・ジョンウン)氏からの招待を受け、トー・ラム書記長とベトナムハイレベル代表団は、2025年10月9日から11日まで北朝鮮を国賓訪問し、朝鮮労働党創建80周年記念式典に出席します。グエン・ミン・ブー外務次官(常任)によると、今回の訪問は「多くの極めて特別な意義」を持っています。Tổng Bí thư Tô Lâm thăm cấp Nhà nước tới Triều Tiên: Chuyến thăm có nhiều ý nghĩa rất đặc biệt- Ảnh 1.

訪問の三つの重要な意義と目的
グエン・ミン・ブー外務次官(常任)は、今回の訪問には以下の三つの非常に重要な意義と目的があると説明しました。

1. 伝統的な友好関係の継続的な確認
今回の訪問は、ベトナムの一貫した外交方針、すなわち伝統的な友好国との関係を重視していることを改めて示すものです。北朝鮮は、ベトナムと外交関係を樹立した世界で最も初期の国の一つです(1950年)。この伝統的な友好関係は、ホー・チ・ミン主席、金日成主席、そして両国の歴代指導者によって築かれ、育まれてきました。民族解放闘争において、北朝鮮はベトナムと肩を並べ、支援を提供しました。ベトナムもまた、困難な時期には常に北朝鮮を支持し、歩みを共にしてきました。

2. 新しい段階における協力の強化
この訪問は、両党・両国の最高指導者が、両党・両国の伝統的な友好関係を継承・発展させるための戦略的な方向性について意見を交換し、合意するための極めて重要な機会です。特に、医療、文化、スポーツ、人的交流、農業協力などの分野において、国際的な関連規定に適合し、両国国民の願いや要望に応える形で、新しい段階における二国間協力を強化することを目的としています。

3. 地域と世界の平和への貢献
国際社会の積極的かつ責任ある一員としての役割に基づき、ベトナムは今回の訪問を通じて、朝鮮半島、地域、そして世界の平和、安定、協力、発展に向けた動向、努力、貢献を一貫して支持する姿勢を示し続けます。

ブー次官は、これら意義と重要性、そして過去75年間のベトナムと北朝鮮の伝統的な友好関係という基盤の上に立ち、トー・ラム書記長とベトナムハイレベル代表団による国賓訪問が、両党・両国の二国間協力の効果をさらに高める重要な節目となり、両国国民の願いに応えるとともに、地域と世界の平和、安定、協力、発展に貢献すると確信していると述べました。

ベトナムと北朝鮮の関係:安定した発展
近年のベトナムと北朝鮮の関係について、ブー次官は、国際的・地域的な情勢による客観的な困難があるにもかかわらず、長年の伝統的な友好の基盤と、両国間の継続的な協力の意志と願いにより、ベトナムと北朝鮮の関係は安定かつ強固に発展し続けており、いくつかの目覚ましい成果を達成していると評価しました。

ハイレベル交流の維持: 両国は、ハイレベルおよび各レベルでの交流を維持しており、特に2019年3月の金正恩総書記・国務委員長のベトナム公式友好訪問が特筆されます。重大な出来事の際には書簡や電報を送り合うなど、柔軟な形で両国指導者間の接触や交流が続けられ、二国間の友好感情と政治的信頼を強化しています。

協力協定とメカニズム: 両国は、文化、医療、民間航空輸送、司法共助、投資の奨励・保護、二重課税回避などの分野で二国間協力協定を締結しています。また、外務次官級の政治協議や、経済・貿易・科学技術協力に関する政府間共同委員会など、両国のニーズおよび国際規定に適合した対話・協力メカニズムが維持されています。

文化・人的交流: 文化交流と人的交流は、両国の友好関係における明るい要素であり、芸術団や文化団の交換、スポーツ交流、毎年恒例の平壌春の芸術祭や平壌国際映画祭への参加など、多様な形で行われています。特に、国交樹立75周年を記念する2025年ベトナム・北朝鮮友好年の枠内での交流活動は、両国国民、特に若者世代に、両党、両国、両国民間の伝統的で良好な友好関係をより深く理解させるのに役立っています。

ブー次官は、このような良好な協力成果と両国の善意、努力に基づき、今回の歴史的な訪問が、両国関係に新たな成果をもたらすと確信しています。また、今回の訪問は、両国が共通の関心を持つ国際・地域情勢について、実質的かつ誠実、率直に意見を交換し、朝鮮半島、地域、そして世界の平和、協力、発展を促進するための責任ある建設的な貢献を行うための非常に重要な機会となると述べました。