10月17日午後、ダナン市のアリヤナ国際会議場にて、**「新しい段階におけるダナン観光開発の方向性」**と題するセミナーが開催されました。
地域トップクラスのデスティネーションになるという目標
セミナーで、文化・スポーツ・観光局のチュオン・ティ・ホン・ハン局長は、同市の観光部門が長年にわたり中部・西原地域の牽引役として機能し、GRDP（地域総生産）の成長と雇用創出に積極的に貢献してきたと述べました。
行政区画の統合後、ダナン市の観光開発空間は数倍に拡大し、海、文化、スポーツ、高級リゾートと結びついた多様な商品群の形成を可能にしました。ダナンは、国際的な観光・会議・セミナーセンターとなり、リゾート、エンターテイメント、イベント観光においてアジア地域を代表するデスティネーションとなることを目指しています。
チュオン・ティ・ホン・ハン局長は、「この時期は、ダナン市観光開発の方向性に関する計画を調整し、資源を効果的に活用し、伝統、歴史、豊かな地元の文化的価値を発揮させ、ダナンを世界的な魅力を持つデスティネーションとして構築し、持続可能な経済発展と地域住民への雇用創出に貢献するために必要不可欠な時期です」と述べました。
政府のメカニズムと政策を最大限に活用する必要性
セミナーで、国家観光局のグエン・チュン・カイン局長は、ダナンがインフラ、地理的位置、人材の面で多くの優位性を持っていると述べました。同市は、政府のメカニズムと政策を最大限に活用し、同時に社会資源、特に企業からのリソースを動員して質の高い観光商品の開発に投資する必要があります。また、国際市場、特に北東アジア、ヨーロッパ、北米市場を優先的に、長期的なプロモーション・広報・国際市場開発戦略を構築する必要があります。
統合後、ダナン市は、ベトナムを代表する観光センターの一つへと飛躍し、国家的な成長極となり、国内外の観光客を呼び込む玄関口として、中部北部沿岸・中部沿岸・西原地域全体へ発展を波及させる大きな機会を得ています。
カイン局長は、ダナン市に対し、フエ、クアンチとの商品開発連携を強化すること、自然探索と組み合わせた遺産観光ツアーを発展させること、安全な食とエンターテイメント空間と結びついたナイトエコノミーを強化すること、海辺のリゾート観光分野に戦略的投資家を誘致すること、そして高支出の顧客層をターゲットとすることを提案しました。国家観光総局長は、ナイトエコノミーとMICE観光の発展が、統合後の段階において、ダナンが滞在期間を延長し、支出を増やし、観光部門に新たな活力を生み出すための2つの重要な柱となると考えています。
専門家の視点から、国家観光諮問チームのメンバーであるファム・チュン・ルオン准教授・博士は、ダナン市は統合後に再ポジショニングと飛躍を遂げる**「黄金の機会」にあると述べました。それには、地域および国際的なレベルで観光開発戦略を再定義し、観光商品を創造的で差別化された方向**に再構築するとともに、デスティネーションブランドイメージを再構築する必要があります。
ファム・チュン・ルオン氏によると、以前はダナンが地域を代表するイベント、創造的でダイナミックなデスティネーションとして知られ、クアンナムは遺産とグリーンツーリズムのデスティネーションでした。統合後、これら両方の価値を統合し、統一された戦略の中で発揮する必要があります。「観光開発は単なるサービス活動ではなく、企業とコミュニティを結びつけ、地方の持続可能な発展のための原動力を生み出す総合経済産業である」とルオン氏は強調しました。
