開催国のタイは退場者を出したマレーシアに対して1-0で辛勝し、SEA Games男子サッカー決勝でベトナムと対戦することが決まりました。
2025年12月15日夜、ラジャマンガラ・スタジアム。女子代表が準決勝でフィリピンに敗れた後、男子チームへのプレッシャーは一層強まりましたが、ファンの関心は逆に低下。スタジアムは空席が目立ち、どんよりとした空気の中で試合が行われました。
タイ代表(青のユニフォーム)は、試合開始早々に大きなアドバンテージを得たものの、パフォーマンス自体は精彩を欠くものでした。前半8分、ヨサコーン・ブラパーが鮮やかなフリーキックを直接沈め、タイが先制に成功します。
このフリーキックを誘発したプレーでマレーシアのナビル・ユスフがイエローカードを受けると、そのわずか8分後、彼は再び同じ相手へのファウルで2枚目のイエローカードを受け退場。審判の厳しい判定により、マレーシアは残りの時間を10人で戦うことになりました。
数的優位に立ったタイでしたが、無理に攻め込まずスローペースを選択。これが裏目に出てマレーシアの猛反撃を許す場面もありましたが、GKチョムパットの好セーブにより1-0のリードで前半を折り返しました。
後半、失うもののないマレーシアは総力戦を仕掛け、見事な連携でタイを脅かしました。対するタイは「手の内を隠している」かのようにも見えましたが、相手の体力が落ちた後半20分過ぎからようやくチャンスを作り始めます。70分にはブラパーが決定機を迎えましたが、シュートはわずかに枠を外れました。
終盤、タイは追加点のチャンスを何度も逃し、アディショナルタイムにはマレーシアの怒涛の攻撃を必死に耐え凌ぐ展開となりました。
最終的に1-0で逃げ切ったタイは、12月18日19時30分からラジャマンガラ・スタジアムで行われる決勝でベトナムと激突します。タイは直近2大会の決勝で敗れており(2022年はベトナムに0-1、2023年はインドネシアに2-5)、今回の自国開催を8年ぶりの王座奪還に向けた「黄金のチャンス」と捉えています。